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「Evernote」初のパッケージ販売 ソースネクスト提携第1弾
ソースネクストは6月15日、「Evernote」サービスをパッケージ化した「EVERNOTE スターターパック」を7月2日に発売する。有料サービス3カ月分の利用権などをセットにした内容で、価格は1500円。ソースネクストと提携した米Evernoteのフィル・リビンCEOは「Evernoteをメインストリームのユーザーにも使ってもらいたい」と期待。ソースネクストは今後、Evernoteサービスを組み込んだソフトを開発・販売していく計画だ。
Evernoteは、テキストメモや音声ファイル、Webページ、画像などをオンライン上に保存して一元管理し、PCやiPhoneなどで閲覧できるクラウド型サービス。新製品は、Evernote初のパッケージ版として、月額5ドルの「プレミアム」サービスの利用権3カ月分と、Evernoteの使い方を解説した書籍の抜粋版PDFを収録する。
無料の「スタンダード」に比べ、プレミアムはアップロード可能容量の月間の上限が500Mバイト(スタンダードは40Mバイト)と大きい上、PDFファイル内の文字認識機能やSSL暗号化、オフラインでの「ノート」作成機能などを利用できる点で異なる。料金決済方法はクレジットカードのみだが、パッケージ化して店頭販売することで多様な決済に対応できるとしている。
専用ランディングページで、パッケージ内に封入されたプレミアムコードを入力する
EvernoteのリビンCEOとソースネクストの松田社長。「Evernoteのすばらしさもあるが、社員の人柄が良く、サービスにも現れている」(松田社長)
両社はこのほど提携を発表。日本のEvernoteユーザーは全体の15%に当たる35万人で、米国(60%)に次いで多いという。「日本は最重要市場の1つ」というリビンCEOは、「ソースネクストは日本ナンバーワンのソフト開発・販売会社。顧客によっては店頭でソフトを買いたいという人もいる。Evernoteは先進的な若いユーザーが多いが、今後は新しいタイプのマーケットを開拓したい」と話し、ソースネクストの販売力で日本の一般的なユーザーへのリーチを期待している。
ソースネクストは、家電量販店に加えて書店や総合スーパーでも新製品を販売するほか、EC会員850万人に紹介するなどしてEvernoteの普及に力を入れる。松田憲幸社長は「販売協力だけではなく、製品に組み込んでいきたい」と話し、ウイルス対策ソフトやはがき作成ソフトのバックアップ用途などにEvernoteサービスを組み合わせたソフトを開発・販売する計画だ。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1006/15/news075.html
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